トレーラーハウスのメリット、デメリット


トレーラーハウスのメリット、デメリットを紹介しています。

こちらのページを見ればトレーラーハウスの長所・欠点を知る事ができます。

メリット

まずはトレーラーハウスのメリットから紹介します。

主なメリットは8つです。

 

(1)建築確認申請が不要

(2)固定資産税・不動産取得税が不要

(3)建物が建てられない土地にも設置可能

(4)移動、移設ができる

(5)すぐに更地に戻せる

(6)地震に強い

(7)トレーラーハウスホテルとして営業できる

(8)投資目的・節税対策

 

それでは順番に見ていきましょう

 

(1)建築確認申請が不要

トレーラーハウスは、正しい設置をすると建築物と見なされない為、建築確認申請は不要です。

  

(2)固定資産税・不動産取得税が不要

トレーラーハウスは不動産ではなく車両扱いですので、固定資産税や不動産取得税が不要です

ただし、車検を取得したトレーラーハウスは、環境性能割(旧:自動車取得税)、自動車税、重量税、自賠責保険が必要となります。

 

(3)建物が建てられない土地にも設置可能

トレーラーハウスは車両扱いですので、市街化調整区域などの建物を建てられない土地にも設置可能です。設置できない場所もありますので設置する自治体に確認をします。

 

(4)移動、移設ができる

トレーラーハウスは、車輪が付いていますので牽引して移動ができます。

車検付きトレーラーハウスと保安基準第2条のサイズ制限を超えた大型トレーラーハウスでは移動する条件が違います。

車検付きトレーラーを動かすには、車検、自賠責保険が有効な上、牽引可能な牽引車で移動します。

大型トレーラーハウスを動かすには、被牽引車として基準緩和の認定を受け、特殊車両通行許可を取得して移動します。

 

(5)すぐに更地に戻せる

トレーラーハウスは、基礎工事の必要はありませんので、空き地を有効に利用したい方に重宝します。

子供部屋として中期的に利用して、不要となったら売却する事もできます。

店舗利用の場合、集客に苦戦したら店舗ごと移動する事もできます。

住宅解体費を抑えることができるのもトレーラーハウスの利点です。

 

(6)地震に強い

 トレーラーハウスは、移動時の振動に耐えれる様製作されていますので地震に強い構造になります。

また、設置後はタイヤが振動を吸収する役割を果たしますので転倒の心配はまずありません。

 

(7)トレーラーハウスホテルとして営業できる

トレーラーハウスを利用したホテル、グランピング施設に利用できます。

トレーラーハウスホテルを開業するには、旅館業の営業許可を取得する必要があります。

 

(8)投資目的・節税対策

一般的なホテル建設と比べてトレーラーハウスは初期の建築コストを抑える事ができる為、

投資目的にも有効です。また、減価償却期間が4年ですので節税対策にも繋がります。

 

以上がトレーラーハウスのメリットでした。

デメリット

続いてトレーラーハウスのデメリットを紹介します。

主なデメリットは8つです。

 

(1)入り口が高い

(2)搬入時、狭い道は通れない

(3)サイズに制限がある

(4)平屋のみしか建てれない

(5)移送費が高い

(6)風に弱い

(7)デザインに制限がある

(8)耐熱性・耐久性に不安がある

 

それでは順番に見ていきましょう

 

(1)入り口が高い

トレーラーハウスは、タイヤが付いている為車高が高くなります。

その為、入り口が高い位置にあり階段やウッドデッキが必須アイテムになります。

 

(2)搬入時、狭い道は通れない

トレーラーハウスは、牽引車で牽引しますので全長が長くなります。

狭い道や曲がれない場所への納車はする事ができません。

 

(3)サイズに制限がある

トレーラーハウスは、車両の為サイズに制限があります。

自由な大きさで製作する事はできません。

サイズは大きく分けて2つに分かれています。

車検を取得できるサイズか、できないサイズです。

 

車検取得できるタイプは、保安基準第2条の制限内である必要があります。

全長 12m(牽引部分を除くと11m程度迄のハウス)

全幅 2.5m

全高 3.8m(車台部分を除くと3m程度迄のハウス)

となります。

 

車検取得できないサイズは、道路運行許可が下りる大きさであれば大きく製作できます。

ただし、各トレーラーハウス会社とも、移動や製作の事を考えて、主に全長13m、全幅3.4m、車高4.1m程度までに収めています。

それ以上の室内広さが欲しい場合は、室内を広げるオプション品の装着や適法に2台を連結します。

 

(4)平屋のみしか建てれない

トレーラーハウスは車両の為、高さ制限があります。

その為2階建ては難しくなります。

室内にロフトを作ったり、屋上を作ったりして空間を活かします。

 

(5)移送費が高い

トレーラーハウスの移動には、専門業者が請け負うため移送費が高額になります。

また、車検付きタイプとそうでない場合で費用はかなり違います。

 

(6)風に弱い

トレーラーハウスは基礎工事をしていない為、突風などに弱い傾向があります。

突風対策として、トレーラーハウスと地面やコンクリートブロックをワイヤーで繋いでおきます。

風が強い場所では転倒防止対策が必須となります。

 

(7)デザインに制限がある

トレーラーハウスは、サイズ・重量など制限がありますので必然的にデザインにも制限が出てきます。

その為おしゃれなハウスデザインにするには、トレーラーハウス会社側で工夫が必要となります。

昔は画一的なデザインの海外トレーラーハウスが多かったのですが、

現在は、日本のおしゃれなトレーラーハウスが出てきました。

 

(8)耐熱性・耐久性に不安がある

トレーラーハウスは、夏暑くて、冬寒いイメージがあるかも知れません。

これは、海外の気候に合わせた輸入トレーラーハウスに当てはまります。

現在は、日本の気候に合わせた耐熱性・耐久性を考慮したトレーラーハウスが製作されています。